大阪ジュニアが終わった先週、元ELITE(選手育成)コース生と話しました。
彼…『道を誤ったわ。 コーチの言う通りにしてたら、俺でも関西行けたよね?』
私…『君やったら全国で活躍できたで!』
彼…『でも、もう高校限りでテニスやめるわ。』
本校は、本校で小1までに始めた子で、小2までに入りたいと手を上げた子以外は、ELITEコースには受け入れないスタイルを採ってきました。
一面だけで個人レッスン主体方式のキャパだけが理由ではありません。
私の基本方針が『園児スタート 16歳開花』の10年計画だからです。
どうしても入れてほしいという熱意にほだされて、私は4年前、長年の鎖国を解きました。
テニスが好きで好きで熱心な彼は、その一年後、大阪ジュニア参戦から一年で本戦入りをしました。
しかし彼は、この春、関西から一度もお呼びがかからないままジュニアテニスを卒業です。
私は当時、近くの公立高校に進んで私の指導を受け続けることを薦めましたが、中学校の顧問が薦めるテニス推薦の道を選んだのでした。
意気揚々と入った私立高校は、入ってみて分かった思惑違いに、満ちていたようです。
それで、勝てないからだけではなく、徐々にテニスが嫌いになっていったとか。
私が指導していてもダメだったかも知れないことはそうですが
私には、人の道は、周囲の一言か二言の助言で左右されるものだと思えます。
いつの日か私の助言を聞いて、カンバックしてくれるといいのですが。