同じおもりを付けて直立しているやじろべえを思い描いてください。
おもりが支点から遠くても、近くても、イーブンバランスです。
でも、おもりが遠い方が揺れにくいですよね。
ラケットにしたら、スロート近くで釣り合っているラケットの方が振りやすいです。
でも、そんなラケットはボールの衝撃が強いし飛んでくれません。
トップとエンド寄りで釣り合っているラケットは振りにくいです。
でも、そんなラケットの方が断然バワフルです。
更におもりの重量の違うやじろべえと、重量の違うラケットとの関係も同様です。
軽いラケットは振りやすいです。
反面、打球は貧相で、スウィートエリアが狭く、ミスしやすいです。
重いラケットの方が振りにくいです。
反面、パワフルで、スウィートエリアが広く、ミスしにくいです。
結論は?
スウィングウェイトは、重量, 静的バランスとのアレンジの中にしか存立しないということです。
スウィングウェイトは、決してラケットの特質を代表する数値ではありません。
市販品は初心者や初級者でも買いやすいように、重量はロースペックです。
それゆえに、自動的に静的バランスはトップ寄りであり、扱いにくいです。
また、市販品のままでは、スペックのバラツキが大きいです。
特に、スウィングウェイトは汎用性が無く、公表されない数値なためバラツキが大きいです。
昨日バーン95を二本ご購入頂いたお客様の二本揃えチューンナップの例です。
元スペックでスウィングウェイト1kg:㎤違いを選びました。
重量と静的バランスの差は、3g,3㎜程度の差でした。
308.5g 321㎜ 290kg:㎤
305.6g 324㎜ 289kg:㎤
このままでも使えなくはない差です。
でも、お客様は私の薦めに応じて二本揃えを発注されました。
1kg:㎤の差の場合、そのままにする場合があります。
エンド端のウェイトの差で1kg:㎤違う場合があります。
その場合は振ったフィーリングに差はありません。
張り上げ後に、1kg:㎤差が無くなる場合もあります。
重量と静的バランスを整え終わって、振ってみました。
やはりスウィングウエイトの低い方は、何となく上の方が頼りない。
そこで、レッドテープをわずか、バンパー内に内蔵しました。
308.5g 321㎜ 290kg:㎤ → 308.2g 321㎜ 290kg:㎤
305.6g 324㎜ 289kg:㎤ → 308.5g 321㎜ 290kg:㎤
振った感じも揃いました。
このお客様、4月にもう一本追加予定です。
それも3スペックを1以内に合わせられるよう、チューンナップ課程のデータを収集してあります。
某メーカーは500位以内じゃないプロにも、ラケット選定に際して、わずかなスペック違いを50本近く送ってくるそうです。
その中からベストなものを選ぶと、その後いつ発注しても、ピッタリそのスペックのラケットが届くそうです。
そんなプロではない選手や愛好家は、専門店のチューンナップ‼︎
精度の高いチューンナップを知ったら、二度と「つるし」には戻れません。
他店で購入されたラケットも、極力1以内のチューンナップに努力します。
しかし、3スペックの組合せの制約で、必ずお約束するものではありません。
1以内を望まれるなら、当店で元ラケットをセレクトしてからをお薦めします。
重量バランス調整には、レッドテープや樹脂による加重と、ウレタン再成型を伴うものと、ウレタン部分切削法があります。
それぞれのモデルの構造と希望されるスペックにより、手法が変わります。
なお、ウレタン再成型だけでは、1以内は実現できません。
ウレタン再成型した場合でも、部分切削法の併用を要します。
部分切削法は強度は元より上がります。
切削痕は、専用樹脂で宮大工級にきれいに埋め戻します。
当店ご購入ラケットの二本揃えは7,000円のところが3,500円です。※税別
7,000円出しても、安いです。
そう豪語するだけの仕事をしています。
他店でご購入のラケットをチューンナップに出される方へ
ご自身でスペックをご指定ください。
スウィングウェイトは測定器により2〜4kg:㎠前後します。
1g, 1㎜単位の数値指定の場合、お預りしないと確約致しかねます。
ラケットと重量バランス調整を同時にご発注の方へ
まず二点ご発注ください。
①【WEB shop】→【チューンナップ申し込み】
→下のグレー画面の【バランス調整】→入力(ラケット同時購入にチエックを)
②【WEB shop】→【チューンナップ申し込み】→下のグレー画面の【チューンナップ用レザー】→レザーの選択
それが完了したら、ラケットのご発注の仕方をご案内します。
以上完了したら、推薦スペックと推薦加重, 減量を入念に相談させて頂きます。
この記事で解説した重量・バランス調整を依頼される方はこちら。



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