ブラインドテニス用ラケットのお客様レビューが届きました。
ご本人の承諾のうえ、引用させて頂きます。
撮り忘れたため、写真も送ってもらいました。
《以下引用》
本日プロスタッフ97を23インチ化していただいたラケットを使って練習をしました。
今までのラケットはずっとスウィングウェイトが軽いと感じており、どうしても手首でこね気味でした。
(今までのラケットもいいラケットなんですが・・・)
しかも、スポンジのボールですので、手首だけでも返せてしまうため、手首で返す癖もついていました。
しかし、今回作っていただいたラケットは、重量もヘビー級に加え、スウィングウェイトもかなりのものですので、自然と体で打つようなフォームになっていました。
まさしく、この重量とスウィングウェイトは、僕が求めていた感覚でした。
まだ1度しか使っていないので、完全になれたというわけではありませんが、「この感覚」とプレイをしていて、うれしくなりました。
今年の初めだったでしょうか、ラジカルMPを25インチ化していただいたラケットを使って、プレイをしてからというもの、23インチのラケットでは重量とスウィングウェイトに不満を抱えていました。
しかし、今回作っていただいたラケットは完璧に僕の不満を解決するラケットになりました。
やはり軽いラケットでは手首で「チョコン」と返せてしまうので、変な癖がつき、フォームが崩れてしまうと感じました。
あと、人差し指にかかるふくらみも気にならず、しっかり握ることができました。
難しいチューンナップになったと思いますが、本当にありがとうございました。
《以上引用》
“もっと重いラケットを作って欲しい”
そのリクエストを受けて、300g超えとしました。
動的バランス(swing weight)もウンと上げています。
静的バランスもウンと下げています。
23inch化には、スロートは障壁です。
グリップ上部がわずかに膨らみます。
全盲の方には、握りの感触の重要度はいかほどか?
グリップ成形は限界への挑戦でした。
FRPにダメージを与えないギリギリの切削を加えています。
気にならない形状とのことで何よりでした。
(私には、馬の鞍の真ん中にいる様な安心感がありましたが。)
スペックは思い切りました。
今までは、ジュニア用の常識的数値に縛られていました。
ジュニアにも使ってもらいたい重さです。
運動連鎖の構築を強力にアシストするはずです。