2025年1月発売の主要機種をレビューします。
Eゾーン,ピュアドライブ,SX300について
ウェッジシェイプ100inch²のこれらは新製品の中でも本命でしょう。
この三機種にユーザーが望むことは?
①変わらない高いパワーアシスト
②デザイン一新
③少しの何か
①と③を前提とすると、メーカーが一番力を注いだのは②のはずです。
その意味で三機種とも力作です。
③について
Eゾーンとピュアドライブは打感が少しマイルドになりました。
SX300は少し弾きがシャープになりました。
ガッカリする点もあります。
三機種ともスウィングウェイトが低い!
Eゾーンは前作のアクアナイトブラックから低目ですが。
スウィングウェイトが低いと、振りやすいけれど球は走りません。
素振りの道具ではなく球を飛ばす道具ですからね。
第2ロットもこのままなら、吊るしには不満が出るでしょう。
特にピュアドライブとSX300は。
特にハイスペックを望まない多くのユーザーにも、最低限TTS-0を検討して頂きたいです。
TTS-0’なら他店ご購入ラケットも施工します。
TTS-0は295kg:㎠でイーブンバランス315mm
TTS-0’は290kg:㎠でイーブンバランス315mm
SX300について特に申し添えておきます。
メーカーはスピンスピンと言い過ぎです。
このラケットの信条はスピードです。
そして今作はそれは進化させています。
この機種にスピンを望むならTTS化は必須です。
なお、スウィングウェイトが低いのに静的バランスが高いです。
その意味でもTTS化をお薦めします。
TTS-Ⅰでもまだ先重なのて、TTS-Ⅱ以上をお薦めします。
98モデルについて
Eゾーン98, SX300TOURについては前作の100と98の関係はそのままです。
ピュアドライブ98とグラビティTOURは、二機種は新形状となりました。
ピュアドライブ98はフェイス上部かボックス的になりました。
見た目柔らかくなった印象があるものの、シャフトの弾きが前面に出ています。
旧ピュアドライブ98は吊るしでは先端ヒット時に打感の硬さがありました。
トップ部のボックス化はその緩和が目的ではないかと思います。
この機種は今の所そこそこのスウィングウェイトです。
しかしこの機種もスピンを望むならTTS化は必須でしょう。
グラビティTOURは98inch²化と16×19化でハード化とソフト化を果たしました。
しかしハード化が前面に出ています。
スピードMP,PROでは弾き過ぎるという方には良い選択肢ができました。
しかしこの飛ばなさなら、PRO以上のスウィングウェイトが欲しいところです。
これも最低限TTS-0、スピン性能を望むならTTS-Ⅲをお薦めします。