挽回を決定づけた3R2ndセットのバックハンドウイナー
今日の全国小学生は3RとQF。
鈴蘭は3Rを2-6, 6-4, 6-2で勝ちました。
いゃあ!強い相手でした。
1stセットは攻め込まれて防戦一方でした。
しかし2ndセット後半、反撃に転じてからは鈴蘭ペースでした。
その転機を作ったのは、やはりバックハンドウィナーでした。
修造さんとのツーショットに成功! 見たことない満面笑みの鈴蘭!
QFは2-6, 5-7で負けました。
開始早々、異変を感じました。
なんでフォアなのに、そぉっとレシーブ??
なんでバックはポンと当てるだけ??
封印して来たフラットサーブも、QFは発動を指示したのに使わず??
小学生は、もともと攻高守低です。
不慣れなクレーではその傾向は顕著です。
その意味で、間違いなく攻め込むべき相手でした。
ラブゲームの先制パンチを喰らいました。
攻撃に転じたのは、またもや2ndセットでした。
反撃ムード良く、5-6の40-15リードのチャンスを迎えました。
しかしそれをノーアドで落としてゲームセット!
そこでの失敗は、またも、そぉっと当てるだけのバックでした。
表彰式を意識したのでしょうね。
消極策が悔やまれてなりません。
特に片手バックのウィナー狙いの有無が、はっきりと明暗を分けました。
しかし悔しい分だけ、得たものは大きいはずです。
二度と消極策は使わないでもらいたいです。
ジュニア大会は「未完成」vs「未完成」の対決です。
クレーで小学生大会となれば、それはなおさら!
球出し練習が喉から手が出るほど欲しいのはどのコーチも同じでしょう。
鈴蘭のバックとサーブは、半年前まで実用レベルに達していませんでした。
そんな鈴蘭にとって、関西Jr.での崩れと球出しの無い二日間は過酷でした。
よくぞ、ほころびだらけでBest8までたどり着いたものです。
鈴蘭敗戦後の応援してくれた関西軍団
関西で一人Best8に残った鈴蘭に皆で大きな拍手をくれました。
それなのに、不甲斐なくて申し訳ないです。
来年の関西枠に貢献できなくて、次世代の関西選手全員に申し訳ないです。
失意で会場をあとに
しかし、全国小学生はいつになったらノーアドをやめるのでしょう?
かなり大げさに言ったとしたら児童虐待?
って思えるシーンが、全小会場には満ちています。
テニス選手としてはまだ幼気な少年少女です。
そんな小学生を全国から集めて、ジュースで萎縮させて、落胆させて。
雨天で遅延を生じてからでもないのに、消化を優先する運営に疑問を感じます。
子供達に『世界を目指せ』と言うのなら
TVで観るシングルスに無いノーアドの、ジュニア界からの排除を切望します。
子供達に『日頃の練習の成果を存分に発揮して』と言うのなら
ただでさえ大会の少ない日本のジュニア界からの、ノーアド排除を切望します。