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【ショップ】チューンナップの精度と美観の追求

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このラケット両サイドに約5gづつ加重しています。
どこにか仕込んであるか判りますか?
グロメットの下です。

このフェイス部は19.5mmなため、グロメットの溝も約5mmと狭いです。
6mmあるレッドテープだと、銀色がグロメットの縁から見えることになります。
全く見えないでしょ!
美観にこだわる私は4.5mm幅にカットして仕込むからです。

私にとって、精度のこだわりと美観のこだわりは表裏一体です。
ちなみに、これはお客様から持ち込まれたデミトロフモデルの試作品です。
市販版デミトロフモデルは11月にプロスタッフ97Sとして発売されます。
そのスペックは310g, 335mm,と極端なトップヘビーです。

しかしこの二本は310g強, 約330mm弱, 約300kg:㎠強とややマイルドです。
これをもう一本の試作品334.1g, 320mm, 321kg:㎠に合わせるオファーです。
グロメット下とエンド端に加重して下地のスペックをぴったり揃えました。

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この後エンドキャップとレザーで仕上げです。
ここで写真の数のプレミアムレザーが出番です。
本革はバラツキが5gを優に越えるので、常時これだけのストックが欠かせません。

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パッケージから36.6gと36.5gの物をセレクトしました。
セレクトしても本革は伸びにも差があるため、細心の注意を込めて巻き上げます。
最終、二本とも334.4g, 320mm, 321kg:㎠に揃いました。

常にこの精度を目指しますが、この精度を出せるとは限りません。
元スペックによってはこうはいかない場合もあります。

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この記事を書いた人

代表のアバター 代表 テニストピア

ジュニア指導者とチューンナップ職人の二足のワラジを履く者です。

このブログは相乗効果でそれぞれの道を極めてきた道標です。

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