テニストピアSPECのご発注はこちら→ Click!

ポンド数と面圧は赤の他人です

当店はテンションロスの少ないガット張りを提供しています。
テンションロスとは‥
糸に最初に掛けた張力が張りの作業の末端に向かって減ることです。

基本的に、支柱とサイドフィクサーの剛性の高い張り機を使用しています。
更に四点サポートを加え、支柱とサイドフィクサーの変形を抑制します。
なおかつ治具での滑りを最小限に抑えて張ります。

そのためテンションロスが極めて少ないです。
テンションロスの大きい店と比べたら、硬い場合は結構多いです。

「面圧が高い」=「硬い」
質の高い専門店なら、荷重と面圧はきっちりと相関関係があります。
当店は極めて高い相関関係を有します。

しかしあくまでも相対的であり、ポンド数の絶対値と面圧の絶対値には、物理的には関係がありません。

面圧測定器には主に三種類あります。
・任意面積に任意荷重を加えた場合に生じる、たわみ量を測定。
・任意たわみ量を生じさせるのに要する、任意面積に加える荷重値を測定。
・他電気的に任意り量ストリングメーカーをたわませるのに要する荷重値を測定

面圧測定は各種依存性が高いです。
●測定器具依存性
高いと言うより、面圧の定義自体がまちまちです。
●測定作業依存性
当店のラテスト面圧測定器も測るたびに1や2は変わります。
●フレームの面積依存性が高いです。
面積の小さいラケットはストリングのたわみが小さいです。
面積の大きなラケットはストリングのたわみが大きいです。
●測定時期依存性
張上げ直後のストリングの応力緩和が急激です。
張上り1分後と30分後とでは明らかに結果が違います。
翌日になれば尚更です。

応力緩和ってなに?
粘弾性材料が一定の変位のもとで応力を時間とともに変化させる現象。
これはクリープ変形に起因します。
クリープ変形ってなに?
一定の荷重(応力)下で時間とともに進行する永久変形。

ガット張りは、治具で固定した瞬間から、スパンが一定となるため、クリープ変形により応力が低下します。
それは簡単に想像できますよね。

テンションは俗に張力と呼ばれています。
張力と呼ばれるから、あたかも張り上がりの硬さをイメージしてしまいます。
しかし「◯◯ポンド」は張力ではありません。

張力とは応力であり、荷重値/断面積です。
グロメットや横糸の摩擦で荷重が減ります。

「◯◯ポンド」って‥
張りの作業中の一瞬にストリングホールまでの糸に掛かった荷重値に過ぎません。

店と客との理想の関係は?
店はテンションを面圧に忠実に反映して相関関係を確立する。
客はその面圧に感じるフィーリングから次回のテンションを指定する。
ただし、客は、季節によるテンションと面圧の関係に配慮するべきです。
店も、客から相談を受けたなら、季節の違いによるテンションへのフィードバックについて助言するべきです。

この記事が気に入ったら
いいねしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

\ 重たいのに重く感じない振り心地 /

こんなお悩みはありませんか?

  • 球に勢いがない
  • 本番に弱い
  • ナーバスになると全然振れなくなってしまう
  • 相手のボールに撃ち負けてしまう

これらの悩みはラケットに問題があるかもしれません。

この記事を書いた人

代表のアバター 代表 テニストピア

ジュニア指導者とチューンナップ職人の二足のワラジを履く者です。

このブログは相乗効果でそれぞれの道を極めてきた道標です。

目次