みなみの大阪Jr.冬季大会SF敗戦の反省は、多岐に渡っております。
まだ、うんちも電気ショックも試していませんが。
まずはフィジカル面から。
ELITEの宗太のお父様であるバランス整骨院院長と、みなみの打球フォーム解析とその対策案を練る場を設けました。
みなみに必要な日々の課題を設定して頂きました。
技術指導の面からは暗中模索です。
ストロークとサーブにおけるシュピネーシ&プロネーションに、普通の練習で伸張反射を割り当てることを諦めました。
特別メニューで柔らかいシュピネーションを脳にインプットしています。
金槌やネジまわしまでレッスンに動員しています。
女子なのでコレらを全く使ったことがありません。
子供の頃、散々使った私は、テニスに大いに役立っていますが。
用具面からも探究しています。
スウィートエリアラケット320に白羽の矢を立てました。
これも彼女のピュアアエロツアーに合わせて、TennisTopia SPEC-Ⅲ化しました。
極小フレームにつき、グロメット下に仕込むウェイトに限界があります。
バンパーより下は0.5mmだけはみ出るウェイトを仕込みました。
レッド(鉛)テープではないため、これ以上はみ出てきません。
(写真では見えないはずです)
一部フレーム内貼りも余儀なくされました。
(写真では白いデザインの部分)
しかし、グリップはFRP一体成型の鉄板を全摘しました。
低スウィングウェイトに合わせて、高い位置にウェイトが仕込まれているため、移設は必至です。
しかし一つ間違えば、フレームをお釈迦にする作業です。
そこは、この手の作業を50例以上こなしている私です。
三種類の電動工具を順序立てて器用に器用に使いこなします。
しかし、初日は全摘を諦めました。
三番目の高振動工具が、以前に私にバネ指を課したからです。
翌日、気を取り直して更に14g除去に至る全摘を成就しました。
みなみのテニスをなんとかしたい、の執念です。
また一つ私のチューンナップスキルはアップしました。
FRP製グリップのため、エンド加重もまた困難を極めます。
そこはウェイトを接着とビスで強固に固定します。
強固でなければ振動で外れやすい部位ですから。
お陰で、スウィングウェイト大幅アップにも関わらず、静的バランス310mmに肉薄するチューンナップが成就しました。
悩んだのはスウィングウェイトを規定通りにすべきか、若干上げるべきか。
60平方inch故にストリング量が少ないです。
しかし反面それはトップ寄りです。
こんなデータは採っていませんでした。
模擬ストリング装着では4kg:㎠アップとなります。
えっ? そんなに上がる⁇
結局は、TTS-Ⅲの規定通りに仕上げました。
張上たら、ピュアアエロより2kg:㎠ダウンでした。
振った感じが良いから“まぁいいっか!”としました。
かくして、いざコートへ。
めちゃくちゃ良いじゃないですか‼︎
ミス率が極めて低いです‼︎
不用意なフレームショットはピュアアエロツアーより少ないです。
しかしある種の高再現性の明確なフレームショットが認められます。
ここを脳にインプットしていく必要があります。
『貸してみて!』
私も打ちました。
メチャクチャ良いじゃないですか!
吊るしのコレは所有していました。
しかし何処のコートで忘れて帰ったようで紛失していました。
面の小ささのビハインドは全く感じません。
しなりのあるボックス形状フレームと長いシャフト。
それがTTS-Ⅲと相まってもたらす球伸びに、私は惚れ込みました。
このラケットは、みなみには修行にはならない??
そんな懸念すら湧く、すごく打ちやすいラケットになってしまいました。
しかし、フレームショットの失敗体験を積ませる責め具として買わせた訳ではありません。
芯で打った気持ちの良い成功体験をたくさん積んで貰えたら、それが一番なんだと思います。
私ももう一度、欲しくなりました。