プロスタッフRF97は、SPEC-Ⅲ化に相応しい物が完売です。
しかし、最終生産分が7月に入荷します。
そして、予約受注が増えています。
廃盤品なのに、予約受注って変ですよね!
定価が8,000円下がっただけではないようです。
やはり完全Black Editionへの思い入れは強いようです。
今後こんな真っ黒なラケットは発売されないでしょうから。
フェデラーの復活を成し遂げたラケットとして、まっさらのまま使わずに飾る人も多いらしいです。
私にとってもチューンナップ人生で最も記憶に残る一本です。
歴代フェデラーモデルは吊るしでも、まあまあいけました。
しかしこの機種だけは随分悩まされました。
硬くなって、不快な振動があって、球伸びせずに、重さ以上にに重く‥
何度チューンナップを繰り返してもダメで投げ出していました。
しばらく、触るだけでなく、見るのも嫌でした。
あるチューンナップの暇な日に思い立ちました。
“投げ出したままなら壊してしまってもいいだろう!”
本当に破壊寸前の大手術をしました。
仕上げて張って、打った瞬間の感動を忘れません。
それからも、術式を次々と進化させました。
苦労しただけに愛着の湧くモデルです。
ここで提案です。
TennisTopia SPEC-0を承ります。
積極的理由‥
新しい加工法を確立したからそれが可能となったから。
消極的理由‥
SPEC-Ⅲに適さない物が残るから。
そこそこスウィングウェイトが高くて315g!
一般的ツアーモデル並みとなります。
重くないプロスタッフRF97が欲しい方には朗報では?
でも、なぜSPEC-0?
ハイスペックをお望みなら、ⅠやⅡでなくⅢがお薦めだからです。
ここでTennisTopia SPEC-0を整理しておきます。
SPEC-0には三種類あります。
①スウィングウェイトをアップしない
②スウィングウェイトを複数本揃える
③スウィングウェイトを290kg:㎠を上限に上げる
④スウィングウェイトを291〜295kg:㎠に上げる
対象は原則として300gモデルです。
300gモデルは全てトップヘビーです。
それを改善してイーブンバランス化します。
④は当店ご購入ラケット限定サービスです。
SPEC-Ⅰの一段階控えめ版で、言わばSPEC-Ⅰ+αです。
料金はSPEC-Ⅰと同等になります。
となるとプロスタッフRF97は異色です。
340g程度からのスペックダウンですから。
スウィングウェイトは、そこそこ高いため上げません。
静的バランスは、当然ですが、上がります。
しかし!
吊るしのRF97にある、不快なスロート部の重さが解消されます。
RF97の低静的バランスはまやかしですから。