当店では、ピュアストライクファンが、じわじわ増殖中です。
このラケット、フラット専攻派にもスピン専攻派にも受け入れられます。
従ってフラットスピン打ち分け派には当然好評です。
ピュアドライブもフラットスピン両用志向でしたが、フラット寄りでした。
それが一層高次元で両立した秘密は
パチンと弾かせるでもないフェイス。
グニャッとしならせるでもないシャフト。
では何で飛ばすの?
私はフェイスの内側へのたわみと復元…フープ変形を強く感じます。
ブリヂストン、ウィンブルドン、ミズノ。
過去に、色んなメーカーが打ち出した手法です。
だからか、バボラはピュアストライクにそれを謳っていません。
ピュアドライブもピュアストライクも言わばリメイク映画です。
でもバボラが作ると時代に的中しますね!
もちろん、ウーファーグロメットなどの付加価値は見逃せませんが。
バボラはトーナメント向けに適度な重さを主張してきました。
しかし今回のストライクはツアー18×20を除いて軽すぎます。
まだ有名プロが使っていないのに
ダンロップも見込み発注僅少だったのに
320gの重いツアー18×20への客注集中にうなづけます。
当店も慌てて追加発注しましたが、月末まで入りません。
私は、併設コートでのお客さんの試打の際、100にも18×20にも、こっそりウェイトを仮仕込みします。
気に入ってもらえたら、種明かしと正式なチューンナップの提案をします。
加重(フェイス部へのウェイトシールはNG)で断然良くなります。
話を戻しますが
ストライクは、しならずにフープがスピンを生みます。
ストライクは、弾かずにフラットを押し出します。
だからコントロールが乱れずに、両者ともに強打が可能です。
ところで、このラケット。
硬いと評価しているコメントを多く目にします。
98平方インチですら柔らかくて、女性でも使えると感じる私とは大違いです。
その違いの原因は、変形張り上げの可能性が高いです。
打球時にフープ変形しやすいラケットは、張り上げ時に変形しやすいです。
最初から変形していたら、飛びはガタンと落ちます。
このラケットのガット張りは相当難しいです。
私も、張り方の研究に、試し張りを随分繰り返しました。
ピュアストライクの購入と張替えについて、密かな助言です。
スポーツ店やスクールのコーチは避けて
こだわりの強い一流専門店で張ってもらってください。
もう一つ。
バボラは総じてそうですが
重量、バランスのバラツキが大きいです。
複数本揃えるなら、良いガット張り以上にチューンナップは必須アイテムです。