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脱ウレタン宣言

当店は「脱ウレタン再成型」を宣言します。
ここ5年、グリップの独自パレット化を研究してまいりました。
その進化の過程を記します。

1. 発想期
ことの始まりはセンタープラスチックです。
この名称は一般用語ではありません。
ウレタン再成型の師匠である、エディ社長の伊良原さんが名付けたものです。
※以下SPと略します。

伊良原さんから提供を受けていたセンタープラスチック


ウレタン成型には偏心がつきものです。
成型時に偏心を低減するパーツがSPです。
偏心全回避には、他に高度な器用さを伴うセッティングを要します。

伊良原さんの弟子のグループであるラテスト会は、伊良原さんからSPの提供を受けていました。
しかし伊良原さんがテニス事業を閉じたこととで入手不可能となりました。
ラテスト会も消失しました。
折しもフレーム下地形状の多様化で、一サイズ一種のSPでは対応困になっていました。

その対策として当店は、ウレタン再成型時に、一本一本SPを自作しておりました。
当初は手作りで、ほどなく機械化で。

そのノウハウと技術を発展させれば、独自パレット化は可能です。
数mm厚のSPをグリップの長さまで拡大したら良いわけです。
理屈ではそうですが、壁がそびえていました。
主な壁は二点です。
●グリップ内のFRPは山あり谷あり。
 様々な起伏に富んだ形状をしています。
 FRP下地の手作業での整形が必要です。
 これにはTTSのウレタン整形技が活きました。
●強度と重さの課題がのしかかりました。
 お試し価格での提供時は強度最優先としました。
 グリップ内の減量可能な機種に限りました。
 低静的バランス化を了承の場合に限りました。

2. 樹脂選定と成型条件の研究開発期
次にパレットの軽量化に取り組みました。
目的は二点です。
●軽量化したい要望に応えるため
●TennisTopiaSpec化への応用のため

成型装置を何度も買い替えました。
樹脂の種類をあれこれ試しました。
サンプルを無数に作成しました。

そして、重めのウレタン級への軽量化を実現しました。
ウレタンには軽めの爪が立つほどスカスカ系と重めのガッチリ緻密系があります。
当店のウレタン再成型は後者でした。
パレットの後者並みの重量を実現したということです。

3. ウレタン超越期
近年グリップ形状の変化が著しいです。
昔はWILSON型, Prince型, HEAD型でしたが。

今や・・・
同じメーカーにも数種類の形や太さが存在します。
同じ機種でもバージョン毎に太くや細くなったり変動します。
同じバージョンでもG2だけバージョン違いの形状であるとかもあります。

もはや、ウレタン再成型では対応不可能です。
私は痛感のレベルで思っています。
ウレタン再成型の時代は終わったと。

ただし・・・
当店のチューンナップはTennisTopiaSpecと当店ご購入ラケット優先シフトをしいています。
他店ご購入のラケットのチューンナップは高額と長い納期をご了承頂きます。

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この記事を書いた人

代表のアバター 代表 テニストピア

ジュニア指導者とチューンナップ職人の二足のワラジを履く者です。

このブログは相乗効果でそれぞれの道を極めてきた道標です。

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