FX500TOURの27.5inch化&TTS-Ⅲ化について語ります。
ウレタン再成型に代わる技術で施工しています。
オリジナルパレット方式です。
ロング化は、この施工法だとエンド端だけで完結します。
サイズ変更の場合は、HEADと同様のサンドイッチ型を使います。
オリジナルパレット方式の長所は‥
◯ウレタン再成型より低料金(今のところ)
◯偏心は皆無
◯全てのグリップ形状を再現可能
◯フリーサイズ,フリー形状も可能
メーカーごとに、思い思いの形状が増えました。
WILSONのように、機種ごとに形状が違うメーカーがあります。
ダンロップのように、後継機種が形状が変わるケースもあります。
これにらには従来のウレタン再成型の金型では対応できません。
短所は‥
◯パレットが少し重い
『重い』はグリップ部に仕込まれているウェイト摘出で解決可能です。
※影響のある機種もあります。
※スペックによっては影響があります。
ところで写真のグリップは上部が色が違います。
縦方向の偏心の修復跡です。
横方向の偏心は、当店はチェックで排除しています。
しかし縦方向はチェックのしようがなくて、伏兵でした。
偏心発覚時点でウレタン再成型への切り替えがバックアップとなります。
※ウレタン再成型が代替策として控えてなければ怖くて手を出せません。
オールパレットへの切り替えもありです。
しかしお客様のご要望と合わないので手作業による修復に決めました。
全ウレタン部で1.5mmの偏心なので、1/3を残しても感知できないレベルに達しました。
『パレット』も技ですが『手』こそが最高の技です。
私には天性の素質があります。
比類なき、器用な手。
比類なき、探究心。
この素質は二代目にも引き継がれています。
パレット方式はニ代目との二人三脚です。
二代目のパレット作成技術は秀逸です。
下地のFRPの歪さへの対応のリクエストをすぐに反映してくれます。
なお、このロング化の裏には重要な技が隠れています。
お見せしませんが、パレットだけでなくこの下地の延長補強が重要です。
強固かつ、蓋を開けた際も美しく。
バリや小砂も取り出せます。