悪いニュースを書かないのはアンフェアですよね。
迷いましたが書きます。
2月21日に、ここに英姿を書き続けるつもりだったジュニアが離脱しました。
部内には、『どうしてっ?』という驚きの声が上がっています。
若いコーチならショッキングな事件でしょうね。
つまづきから復帰させ、全国大会の切符を握らせた御礼だと思って差し出された菓子折りを受け取ったら、離縁の印だと言うのですから。
しかし私は至って冷静です。
『ジュニア育成人生の折り返し後のコースで、また一つ興味深い経験をさせてもらったなぁ』
と、処理する術を身につけたということでしょう。
私がそうは、若くなくなったというしるしの一つが。
経験深いコーチは観察力、読心術に長けているので、こうなることも、早くから気づいてしまいます。
辞める予告をされたであろう子供の、コーチやチームメイトに対する
『あっ、これ、方便を使っているなっ・・・』 という姿にも気づいてしまいます。
大人ではない、、子供のそんな姿には心が痛みます。
そんな日は、一日でも短い方が良いです。
だから、この時期にしても、決して早すぎることはなかったと思います。
私の憶測ではない裏付けとして、事前に辞めることを予告したと、母親から告白されたので、その日から練習を中止する提案をしました。
そして快諾を受けました。
『その日から』は一見、一聞したら、冷たいと思う人もいるでしょうね。
でも、方便の域を超えた明確な嘘の世界に子供を浸らせることは、もっと冷酷な行為のはずです。
安鳩方がコーチが落ち込んでいるだろうと、おととい、レモンケーキを焼いてきてくれました。
甘酸っぱさが心にしみました。