CX2.0テニストピアSPEC-III+2αの振動克服には裏話があります。
裏話の主役は、当店併設スクールの、育成ジュニアのみなみ(高1)。
先日の関西,毎日オープンでのストロークミスが気になっていました。
それはフォアの前腕部のシュピネーション不足によるスピンの不安定です。
当然、試合後、個人レッスンで徹底的に技を磨きました。
しかしその実行力を「心技体」の「心」に依存しても長続きしません。
そこで昨日、その改善をラケットに求めてみることにしました。
彼女のTTS-III+α以上にレッドテープを追加した試打用ピュアアエロTTS-IIIを持たせました。
課題が改善し、スピンが安定しました。
“ あぁ! これを関西,毎日オープン前に気付いていたらなぁ‼︎ ”
私も借りて打ってみると‥
振り出しのタイミングの取り方に神経を使わなくて済みます。
面安定性がUPしています。
普通にある、先端部の振動も減少しています。
かくして
彼女の表面上何も無いフレーム内側に、レッドテープ再登場となりました。
それを受けて私は、一目散にCX2.0テニストピアSPEC-III試打用に駆け寄りました。
同様に加重を施し、一目散にコートへ。
見事に振動が消えていました。
スピン性能がグンと上がりました。
何度も何度も、振動を消す加重, 減量,とその位置を試してみて、答えか出なかったのに!
やはり
私にとって、育成ジュニアは、走る実験室です。
私にとって、併設コートは、となりの実験室です。
私にとって、「心技体」は、道具を加えて「心技体具」です。
これを受けて、テニストピアSPEC+αはテニストピアSPEC-II, IIIをver.2として整備することにします。
テニストピアSPEC-IIver.2 (TTS-IIver.2)
テニストピアSPEC-IIIver.2 (TTS-IIIver.2)
重量をそのままで動的バランス(swing weight)UPか?
重量を減らして動的バランス(swing weight)UPか?
TTS-II,IIIver.1のバージョンUPには、後者がふさわしいはずです。
張り上げてグリップテープを巻いたら360g超えです。
重すぎる懸念を持たれる方はTTS-IIver.2をどうぞ。
400g超えオールマンを使っていた私には、360gはまだまだカワイイもんですが。