ピュアアエロツアーTTS-III試打用をフレーム表貼りでver.2に臨時調整してありました。
それを張替えに伴い、グロメット下に仕込みました。
その際、思いつきで数cm位置を変えて仕込みました。
そうして張ったら、振動が!
3スペックは基準値なのに!
すぐに切って元の臨時調整の位置に仕込み直しました。
振動はピタリと収まりました。
振動モードの挙動は実に微妙です。
しかしここで、伏兵のご登場です。
次に試打するのは、元愛弟子の角矢安鳩方選手です。
彼女愛用のキルシュバウムのスーパースマッシュオレンジで張りました。
このゲージは細い物で1.23mmと太めです。
そのせいで、比較検討用のTTS-IIIver.2ピュアドライブツアーよりフェイス部が重いです。
ポリプラズマ1.18mmとの差です。
位置を下げたことを考慮してほんの数mm多過ぎたレッドテープで1kg:㎠高く仕上がった動的バランスに加えて、ストリングのせいで2kg:㎠高くなってしまいました。
この2の差は大きく、ズシッと重さを感じます。
またもや張り替えなきゃならないかなと思っていた矢先。
個人レッスンで打たせてみた中高年の後者のカテゴリーのママさんがサーブ2球目惚れでした。
確かにドカンと見違えるサーブでした。
重いラケットって選手向け??
いいえ!!
きっかけだけ作ってやれば勝手に振れるので、実は趣味派中高年にも合うのです。
本日私は、重過ぎを考慮してグリップレザー止めのゴムバンドを外して使用してみました。
こんなもので2g軽くなります。
しかし、ズシッの代わりに手に入れた、あの勝手に振れる感激が減りました。
張り上がりグリップテープ付360g弱の領域にして、加重の機微は微妙です。
わずかな加重量と位置が効きます。
チューンナップって奥が深いです。
追伸。
振動止めって4kg:㎠上げるものがありますよ!
ご用心‼︎