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ファントムグラファイト97TTS-Ⅲお客様レビュー

ファントムグラファイト97TTS-Ⅲのお客様レビューをご本人のご了承のうえご紹介します。
一回お試し頂いた際は、大変よかったとのご感想を頂戴しておりましたが、これは使い込まれてからのご感想です。

《以下引用》
phantom graphite 97 300g TTSⅢの感想を送らせていただきます。
使い込んでからお伝えしたかったため、遅くなってしまいました。申し訳ありません。
同ラケットの吊しのものも使ったことがあるため、それとの比較も交えて書かせていただきます。
・ストローク
持ったときは重く感じますが、振ったときはそこまで感じません。
軽いとは言えませんが、そこそこ重いなと感じる程度です。
ボールの伸びと芯を食ったときの気持ちよさが素晴らしいです。
吊しは小さい振動があり、この気持ちよさが味わえないです。
スピンはそこまで変わらない印象です。
・ボレー
ボレーが一番TTSⅢの良さを感じました。
重さほど操作性の悪さを感じず、普通に取り回せます。
その割に自然とパワーが出るため、相手のボールにパワー負けしないです。
また、自分のボールにも伸びが出ます。
吊しは、相手のボールにパワー負けすることがあるので、これは明確にTTSⅢの良さが出ています。
・サーブ
良さを感じることができませんでした。
これは自分が上手く運動連鎖できていないことが原因だと思います。
ラケットにそれを教えてもらったということだと思います。
総じて吊しよりも素晴らしいラケットでした。
購入させていただきありがとうございました。
phantom graphite107を試打したところ、スピン性能が97よりも高く、これをTTS化したらどうなるかが非常に気になっています。
よろしくお願いいたします。
《以上引用》

ファントムグラファイト97の吊しのWEB上の評価に、こんな言葉が並びます。
・柔らかい
・乗りが良い
・マイルド
しかし私の感想は違います。

しなりとホールド感の強い107や100と、同じシリーズにあるとは思えない硬いラケットです。
また、弾きのアシストも抑えてあります。
よって、強打した際の確かな手応えと飛び過ぎない安心感のある、ハードヒッター向け機種です。

それがTTS-Ⅲ化で、球伸びの加速感を味わえるラケットになります。
吊しのスウィングウェイトでは97のシャフトをしならせるに至らないからなのでしょうね。
それがTTS-Ⅲのフェイス加重がシャフトをしならせます。

ていってもそれは適度です。
この機種のTTS-Ⅲ化の良さのキーワードは『適度』でしょう。
反面107のTTS-Ⅲ化のしなりの増大は『劇的』です。
その劇的さは、ハードヒッターがシコラーに変身してしまうかも知れないくらいです。

ボレーのような振らないショットでも、スウィングウェイトは効きます。
そこにはスウィングという言葉のまやかしがあります。
衝突理論上の重量が効いた球が、面を作るだけでも飛んでくれます。
この機種やプロスタッフRF97などの、確かな面剛性があり勝手に弾かないフェイス部が重量を武装した際のボレーは気持良いです。

107は長くメーカー切れしており、入荷の目処が立っていません。
それを味わって頂けないのが残念ですが。




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この記事を書いた人

代表のアバター 代表 テニストピア

ジュニア指導者とチューンナップ職人の二足のワラジを履く者です。

このブログは相乗効果でそれぞれの道を極めてきた道標です。

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