写真のピュアアエロはご遠方から試打に来られたお客様の2本です。
FRP一体成型ウェイト摘出はご一任頂きました。
しかし私は摘出を見送りました。
作業中、仕上がりのシュミレーションをすると静的バランスが0.5mmしか違わないからです。
しかし仕上がって張り上がって打球テストをすると、球伸びがイマイチで打感が少し硬いです。
一応の合格点の性能ではありましたが。
少しだけ低静的バランス症候群を発症しています。
すかさずレッドテープを外貼りしました。
しかし不快な重さが!!
さりとて、加重をあきらめてそのままお渡しするのは、職人のプライドが許せませんでした。
仕上がりからのFRP一体成型ウェイト摘出に踏み切りました。
結果、グリップ内のウェイトの位置にして1cmの差です。
仕上がりの静的バランスの差は0.5mmでした。
しかし持ち感と振り感は劇的に軽くなっていました。
お陰でかなりのレッドテープの外貼り加重が可能となりました。
結果、メチャクチャ球伸びが良くなり、打感もマイルドになりました。
当初、TTS-Ⅲ+αのαは引き換え目で承ったのですが、うんと上がることになりました。
それでも操作性は軽快です。
0.5mmが大差を生んだわけです。