スノワートのラケットのエンドキャップには蓋がありません。
なのでバリや小砂などの遊離体を取り出すには次の工程が必要です。
①レザーを剥がす
②エンドキャップを外す
④遊離体を取り除く
⑤エンドキャップを装着する
⑥レザーを巻き直す
②では、ステップルを抜く際に相応しい工具とコツと力を要し、作業に危険も伴います。
⑤には、コンプレッサーとエアステップラーが必要です。
スノワートはFRPの作りが良いのでバリは出にくいラケットではありますが。
そこでHI-TEN98のTTS-Ⅳ化のご注文を承った際に、次の加工を加えました。
エンドキャップ本体に穴を開けました。
ロゴ部を新しい両面テープで貼り戻しました。
しかしこのままでは、開ける際にロゴ部を剥がしにくいです。
カッターナイフの刃先を突っ込むしかありません。
そこで精密ドライバー突っ込めるにように、切り込みを作りました。
しかし、いざ開けようとすると、柔らかい素材のロゴ部はグニャッと歪んでしまいます。
そこでロゴ部に1mmのプレートを貼り付けました。
プレートにも切り込みを入れて精密ドライバーを突っ込みやすくしています。
約1mm盛り上がりますが、これで遊離体は格段に取り出しやすくなりました。
ちなみに、HI-TEN98のTTS-Ⅳ、とても良いですよ!!
ボックス形状ファンには、只今一押しのラケットです。