偏向指導に追記します。
前記事で、主義主張はほとんど無いと書きました。
ほとんど無いであれば「ある」もあるわけです。
ここで「ある」の一つについて書きます。
それは、私がかつて受講した指導者講習会にあります。
講師 : 経営コンサルタント。
テーマ : テニススクールビジネスを成功させる秘訣。
その主旨はこうでした。
①ラリーが楽しいので、打ちっ放しメニューを減らしましょう。
②打ちっ放しの代表であるサーブはなるべく避けましょう。
③レベルはクラスの60〜70点くらいの生徒に合わせましょう。
①に思い当たる一般的スクールでよく見る光景
コーチ対生徒のボレー対ストロークで、コーチはウイナーを狙いません。
前衛横に一発で決まる浮き球を、甘く甘く後衛に返し続けます。
生徒がボレーを強打したら、コーチは、こうたしなめます。
『きつい球はいつでも打てます』
『乗せて運ぶようなボレーを身につけてることが大切です』
経営コンサルタントにしたら‥
一発のボレーでラリーを終わらせないコーチは表彰物⁈
一発のボレーで決めてしまう生徒は、営業妨害⁈
②に思い当たる一般的スクールでよく見る光景
試合練習したら、平均ラリー数は1前後となり、楽しくないことが多いです。
楽しくさせるために、コーチの球出しから始める試合練習で代用させます。
経営コンサルタントにしたら‥
サーブは、最後の時間調整役としての窓際族⁈
③に思い当たる一般的スクールでよく見る光景
決まることより何球続くかをテーマにする。
乗せて運ぶように打つことをテーマにする。
経営コンサルタントはこう断じました‥
「クラスで一番出来る生徒が面白くなくて辞めても構いません」
「クラスで一番出来る生徒にレベルを合わせたいなら、そういう人と心中しなさい」
(心中とは経営破綻するという意味でした)
当店の付属スクールでは‥
成人クラスの80分の技術指導後、30〜40分のタイブレークマッチをセットしています。
ジュニアクラスは、前半技術指導、後半試合練習としています。
全クラス、勝率によるポイントランキング制を敷いています。
集団レッスンより個人レッスンに重点を置いています。
個人レッスンでは、サーブの指導率が極めて高いです。
経営コンサルタントに言わせたら‥
評価は20点くらいでしょうか?