Prince新グラファイトの試打用を準備しました。
これは決して復活版ではありません。
その表明に、頭にファントムが付きます。
打ってみると実に懐かしいホールド感です。
これぞボックス形状!という安心感があります。
しかし単なるボックス形状でないことを先端ヒットで感じます。
嫌な衝撃が無く、球がスムーズに加速します。
旧19mm等厚→17.5mm→21.5mmのCTS化の英断が効いているはずです。
ストリングパターン改良だけではここまで進化しないですから。
しかしCTS特有の柔なフィーリングはありません。
捻れにくく、戻りが速いテキストリームが効いているのでしょう。
クロスバーとテキストリームの捻れにくさの相乗効果と柔らかいCTSとの兼ね合いを設計段階で十分精査された結果だと思います。
ここまで吊るしで打ち味の良いラケットは、TennisTopia SPEC化の効果はさほど感動的ではない場合が多いです。
早速試してみました。
今日は1人なのでココで試打しました。
工房リフォームに合わせて整備した補助コートです。
配球機構,発射ランプ,台車を独自に加えたテニスマシンをセットできます。
メインコートがふさがっていても、ここで試打できます。
工房の扉を開けてすぐの、NHKの朝ドラによく出てくる裏庭っぽさを私は気に入っています。
想像通り、打球感や球伸びに顕著な差を感じることは、今の検証段階ではありませんでした。
ただし、TennisTopia SPECの効果は、打球の改善だけではありません。
振り出しのタイミングの取り方にナーバスにならなくて済むこと、腕を脱力して運動連鎖に任せる打ち方ができることなどがあります。
このラケットを使いたい方には、それ相応の重さが欲しい方が多数いらっしゃるはずです。