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ブレード98S-考察1

SPIN EFFECT

ウィルソンは今期、主要7機種にSPIN EFFECTを用意しました。
専用エンドキャップまで付けて、日本ではSラケと名付けました。
一般テニス愛好家向だったSラケは、全豪BEST8のデミトロフはじめプロも使い始めています。

Sラケは、縦糸をズレやすくする目的で、横糸を粗くしています。
ズレた縦糸の復元がスピン量を増大させる理論に基づいています。
そのズレと復元をスナップバックと呼んでいます。

実は私、この理論には半信半疑です。
スナップバックは、ボールがリリースされてからであってボールを押し上げる効果は低いと思っています。
縦糸のズレる時間と、ボールが潰れてガット目に食い込む時間とのマッチングが主要因だと思うのですが。

ブレード98Sインプレ

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ブレードシリーズは粘りの編込みカーボンが支持されて、多くの契約選手に愛用されています。
編込みカーボンが、ブレード98,98Sから二層から三層に増え、超高弾性カーボンも加わりました。
そのために打球感は結構硬いです。

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更に98Sは98に比べて
0.4mm厚くなり、18×15と縦糸が増えたため、一層硬く感じます。
フラット強打者向けになった印象さえあります。
しかし、S効果の強烈スピンを感じる瞬間がシーン毎に現れます。

初級者取込みを狙ったグリップライトは、選手層には好ましくないでしょう。
手首が返ってヘッドが先走りし、スピンがすっぽ抜けやすいです。

当スクールジュニアの購入エピソード

折しも、当スクールのジュニアがブレード98Sに買い換えました。
その大阪上位ランカーの中1女子は、この一年ラケットを転々としてきました。
フラットorスピン、合わせるべき照準に悩んできたからです。
時として、技術的・体格的急成長はラケットジプシーを強います。

私のフラットとスピン両立の目論みが的中して、彼女は試打させたブレード98Sを二日目に手放せなくなりました。
しかしその日の夜、ガットを切ってしまいました。
ガット短命は、SPIN EFFECTの一つか、単なる角切れだったか?
前者が導く月5万円超のガット代を心配しつつ、後者に賭けました。

心配したガットは平行使用した2本ともに、1.25mmのポリが1週間経過時点で、大会用としては交差点に黄信号が灯りました。
やはり、大きく動く縦糸は磨耗が早いです。

大会直前にしてハイブリッドへの張替えを勧めた私は、普段店頭ではハイブリッドに消極的です。
縦横糸の応力緩和の差が、フレームを大きく変形させる危険性があるからです。
プロはラケット無料の上、1~数日で張り替えるため心配無用です。
しかし一般プレーヤーはフレームの寿命は心配です。

同時に私はグリップライトの改善を勧告しました。
機種によってはフレーム芯部にプロ用にウエイト内蔵スペースを持っています。
そこへのアクセスは、通常ウレタン再成型を要します。
しかし私は、内視鏡手術的に、外から加重加工する技術を身につけています。

アンプリフィール

ところがこの機種、グリップ四面がアンプリフィール構造てす。
それを避けてのウェイト埋め込みは高度な技を要しますが可能です。
割高な再成型を避け、アンプリフィールを温存して、ノーマルバランスに造り替えました。
重量 2.7g差 → 0.1g差
静的バランス 1mm差 → 0mm差
動的バランス 8kg:㎠差 → 0kg:㎠差
の調整も同時に達成しました。

翌日の、大会前々日の練習は、ワクワクとヒヤヒヤで迎えました。
結果、打球感は笑顔で迎えられ、スピンは強くしかも安定しました。
ブレード98Sはフラットとスピンが高次元で両立可能な武器に変身しました。

残念ながら、大会結果には結びつきませんでしたが
今後の期待を胸に、本人は笑顔が続いています。
Sラケは、ハイブリッドが縦のポリの磨耗低減を期待できます。
横の磨耗には1.40mmのNXT DuraMax15も視野にあります。

チューンナップ

このようなチューンナップを頼っての
ラケット購入のお客様がテニストピアには絶えません。
「レビューと思いきやチューンナップの宣伝か」
と思った方もいらっしゃるでしょうね。

私からしたら、ラケットはチューンナップ無しで買うものではありません。
チューンナップで、130%, 150%, 200%にグレードアップしますよ!
複数本揃える場合は、なおさらです!

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