グラフィンタッチ360スピードPRO TTS-Ⅱを4本受注しました。
本革仕様です。
通常、この機種は本革はNGです。
重いのに重く感じないTennisTopia SPECの良さが半減するからです。
本革化の弊害は二点です。
グリップ加重量を8〜10g減らすことになる。
グリップ加重位置の関係から静的バランスが上がる。※
※にいて
ふつうは、本革に巻き替えると静的バランスは劇的に下がります。
それは重量アップを許容するからです。
Q このお客様は、持ち感, 振り感が重くなることを我慢されるのですか?
A いいえ。持ち感, 振り感が軽くなる特別仕様にされました。
プロスタッフRF97と同類の加工です。
しかし5倍大変な加工です。
追加費用を10,000円以上頂戴したい加工です。
しかしこの機種では初めてのため、特別価格で提供しました。
大手術にして、レザー巻き上げ前のスペックは僅差です。
0.2〜0.5g差、0mm差、0kg:㎠差。
本革を選定したとしても、仕上がりに2〜3g、1〜2mm差は出ますが、微調整を加えます。
0.4〜0.8g差、0.5mm差、0kg:㎠差。
シリコンごときで調整しません。
本革仕様で4本をここまで揃えるのも、割増料金を頂戴したいくらい大変です。
なお、シンセティックレザーの場合、特別仕様はお薦めしません。
低静的バランス症候群を引き起こすかも知れません。
高額を支払って減量した所に再加重調整することになれば、割りが合いませんから。