本校元選手育成コース生の角矢安鳩方プロが引退しました。
食べていけるかどうか分からないからやめておく。
怪我したらおしまいだからやめておく。
それは世間大多数のプロの道への考え方でしょう。
正確に言うと、本人ではなく親の大多数ですが。
しかし、私はそうは思いません。
そして、安鳩方プロは限界までチャレンジしました。
この世に人として生を授かり、限界に挑戦するもっと前に、頃合いの安全な道を選んだ人生の何がおもろいねん!
こう書くと、この言葉が返ってきます。
「コーチは他人だから無責任にそんなことが言える」
つまずかせないことが責任の取り方なら正しい反論です。
舗装路を歩かせたら責任は果たせそうですよね。
それでもつまずくことはあります。
親は、幾つまでそれを避けるよう手を引けるでしょう?
この世を去った後、あの世から手を差し伸べますか?
安鳩方プロは限界までチャレンジしました。
何度も転んで立ち上がって‥
私は、心から祝福とエールを贈ります。
安鳩方とご両親の今までのテニス人生とこれからの人生に。