年末年始の休業中に、TennisTopia SPECを多数承りました。
旅先から迅速にお返事を差し上げております。
しかし年越し分があるため、仕上がりまでには二週間以上頂戴することをご了承ください。
年末から初TennisTopia SPECご検討の方から似たようなご質問が寄せられました。
ここを読み返して頂ければ、ヒントが満載です。
しかし満載とは、探し回る困難さと表裏一体です。
そう言う意味でこれを書きます。
初めての方の目に止まりやすいように。
ただし、切り口には変化をつけておきます。
TennisTopia SPECは、Ⅰ,Ⅱ,Ⅲとグレードが上がれば上がるほど、打球の伸び感が出て、振り出しのタイミングの取りづらさが減り、フレームショット時の不快感(特に先端ヒット時の)が減ります。
SPEC-Ⅲは、リピーター率がダントツに高いです。
その魅力にはまる方が多いことを物語っております。
しかし、中にはスペックダウンや元スペックに戻す方もいらっしゃいます。
その差は何でしょう?
十人十色に理由があるはずです。
私はここに、その内の一つとして私見を述べます。
TennisTopia SPEC-Ⅲが向いているのはどんなタイプ?
①運動連鎖が十分できている。
②手打ちを改善したい意識が強い。
③振り出しのタイミングに神経をすり減らしたくない。
④トッププロの気分を味わいたい。
①②③について実例で補足します。
当店併設スクールの小3〜4男子です。
彼らは小2〜3で一度打っただけでSPEC-Ⅲを気に入り、慎重に何度も確かめた上でSPEC-Ⅲ化を決意しました。
持ち替えた瞬間、打球の伸び感UPを顕著に見て取れました。
本人も親もコーチもそれに惚れ込んで決めました。
しかし欠点はあります。
上級生からの厳しい球に無理が効きません。
しばしば、軽ければ腕力で返せたであろうと思うシーンに出くわします。
それが大事なポイントであれば、やはりガッカリします。
しかし私は自分に言い聞かせます。
目先の一返球を望んではならないと。
そこは深い屈曲からの強いジャンピングやボディーターンができるように指導しなければなりません。
そして大会を終えてからのレッスンやトレーニングでそれに取り組みます。
TennisTopia SPEC-Ⅲのラケットはそのような状況での手打ちを決して認めないという意味で、私の良きアシスタントコーチでもあります。
しかし、ここで手打ちにNGを出すか否かは人によります。
私の愛弟子のご両親の中にも、私の考えに反して軽いラケットの方が良いかな?と思っている人がいるかも知れません。
④についてTennisTopia SPECの生い立ちから補足します。
トッププロの多くが市販スペックではなく、TennisTopia SPEC-Ⅲ前後〜もっとハイスペックを使用しています。
そのことは①にぴったり符合します。
しかしスウィングウェイトは測定器により数値に大きな開きがあります。
静的バランスもグリップ部のどの部位にどれくらい加重するのかで、振り感や打球感が変わります。
ですから、プロのスペックは参考になりません。
そもそもTennisTopia SPECはプロのスペックとは無関係に誕生しました。
私はこれを生み出すに当たり、プロのスペックは全く参考にしていません。
育成コースの歴代代表的ジュニア育成の各段階で、より相応しいラケットを追求して来たら今の形になったのです。
それを四段階に整理したのがTennisTopia SPEC-0ⅠⅡⅢです。