REVO CX2.0考察について結論です。
このラケットはチューンナップが不可欠です。
フェイスをいじらずに5g軽量化したら静的バランスは最低3㎜トップに移動します。
フェイスが不変なら、グリップ部のウェイトを減らすしかありませんから。
グリップには、初級→選手モデルに0〜40gウェイトが内臓されています。
CX2.0は前作より5g軽量化したのに静的バランスは5㎜トップライト化しました。
単純に言うと、フェイスを5〜8g軽量化したことになります。
フレーム内に余分な樹脂を仕込んで、更にこの軽量化です。
FRPに軽量新素材の採用? 肉厚減少?
前者は前作の高伸縮グラファイトの記述から変わっていません。
よって私は後者と推察します。
打ってみて、明らかに柔らかくなったと感じます。
事実、ラテストの剛性テスター計測すると5は落ちています。
柔らかくなったことを意味します。
フレキシビリティ向上を言わずに、ソニックコアによるパワーアップを語るのには、理系人間としては疑問を感じます。
しかし前作までの、BOX形状なのに硬くて、フラットもスピンもイマイチなところが改善されたことには、大いにエールを送ります。
しかしこの軽量化によるオフセンターヒット時の不快さには閉口します。
それではこのラケットを見送るか?
いいえ!
真ん中で打った時は実に気持ち良いラケットです。
フラットはシャープに飛び、スピンは強くかかります。
要はチューンナップです。
そして私はこれを気持ちよく使用するための必須条件と技法を確立しました。
こういう低い固有振動数のラケットは、ウェイトの付け所が要注意!
変な振動の三次元運動を起こして、打球を返って殺しますから。
①グロメット新調 ※理想的な加重のため、ケチらないでください!
②310〜315gに重量UP ※こうしないと神経をすり減らすラケットです!
③スウィングウェイトの大幅UP ※数値は過度に指定しないでください!
④本革希望の場合ウレタン再成型 ※ウェイト移設を要するからです!
⑤320g以上希望なら他機種を選択 ※ウェイト内臓と三次元挙動に課題大です!
新調の場合は、当店でラケットをご購入してください。
元スペックを入念にセレクトします。
スペックの相談をしっかり行います。
他店で買って不調なラケットのチューンナップはご遠慮路なく!
ただし、度重なるスペック相談はご遠慮ください。
長文の返答を要する質問はご遠慮ください。
新品持込の場合、コンサルティングはお断りしております。
※チューンナップが殺到していてメール応対が作業遅延を招くからです。