『漁の仕方を教えたらコーチは要らなくなる。』
そう思われたら危険ですので、慌てて追記します。
飯の食い上げになるからではありません。
老子の教えをスローガンに掲げるのは簡単です。
しかし現実は、高い指導力を発揮しなければなりません。
「運動焦点に意識焦点を合わせるな」
これは運動生理学の基本です。
それをやると、返って出来なくなります。
「自分で自分を修復する能力を磨く」
だから、これは難題です。
コーチの言葉を覚えて、言葉で修復してはなりません。
決して左脳を頭デッカチにしてはならないのです。
コーチがやるべき分析は多岐に渡ります。
普段の悪癖の出方と、試合中の悪癖の出方。
普段の身体特性と、試合進行による身体特性の変化。
普段の性格や考え方と、試合中のメンタルの変化。
私はiPadでエクセル関数を駆使した電子スコアをつけます。
長年これをやってると自分が進化してきました。
決してデジタル入力だけに留めなくなったことです。
スコアの流れと上記の分析を同時に頭に入力てきるようになりました。
更に回を重ねると、大会ごとの変化が見えてきます。
その試合分析と個人レッスンの繰り返しの中で、常にフィードバックと課題設定の修正を加えます。
私にとって大会同行と個人レッスンは選手育成には絶対に欠かせません。
今大会‥
萌百子(高2),宗太(小2),英翔(小3)のブレーキは想定内でした。
しかしみなみ(高2)の大ブレーキの出現には驚きました。
私は課題が難しければ難しいほど燃えます。
そうやってチューンナップも指導もスキルを磨いてきました。
みなみめ!
やってやろうやないか!