スクール記事をご無沙汰してます。
NHKのまれを見終わってすぐチューンナップ工房直行が続きます。
昼ご飯が邪魔くさいほど、チューンナップ工房にこもる日が続きます。
すると脳内イメージは、g, ㎜, kg:㎠が増えます。
だからチューンナップ記事が増えます。
でもちゃんとやってますよ!
テニスコーチを。
でも昨日、疑問に思いました。
自分はテニスコーチ? チューンナップ職人?
すると、ジュニア育成とチューンナップの共通点に気づきました。
15㎜, 15gのファジーを許容している市販ラケットは、一般的指導。
3㎜, 3gのファジーを許容している専門店のチューンナップは、一般的選手育成。
1㎜単位, 0.1g単位を追求しているチューンナップは、私の独自指導。
思い起こせば私は、自分のジュニア育成を宮大工級って書いてました。
ここまでする必要がないくらいの緻密な指導がその言葉の根拠です。
なぜそこまでやるのか?
そこまでやった場合の凄さを知ってしまうとファジーに戻れないからです。
そこには、私の座右の銘があります。
“難しさの総量は同じ“
多くの人が持っている道具や技では、勝つのが難しくなります。
人が持っていない難しい道具や技を身につけると、勝つのが簡単になります。
大人はよくこう言います。
『そんな打ち方覚えるの、難しい!』
そう尻込みする生徒に私は返します。
『これを身に付けないと、返すのが難しい球がたくさんあるだけですよ』
『これを身に付けないと、勝つのが難しい相手がたくさん居るだけですよ』
ジュニア達は、難しいことへのチャレンジ精神に満ちています。
尻込みするのは、しばしば親であり、時に指導者です。
将来より今の勝利のために、今の難しさに否定的であってはなりません。
私は思います。
世界のテニスに遅れていたら、世界で勝つのは難しい。
世界のテニスを追っかけてたら、世界で勝つのは難しい。
錦織の成功は世界の真似をしたからではないはず。
錦織独自の持っているモノがあったからのはず。
錦織独自のモノを磨く場所がIMGだっただけのはず。
関西で、関西のある独自の指導で日本一になる選手は出せるのか?
私はやりました。
特に身体能力を問われない時代でしたから難しくありませんでした。
日本で、日本のあるコーチ独自の指導で、世界で勝てる選手は出せるのか?
世界の真似しているよりは可能性はあると思います。
高い身体能力と高いメンタルの持ち主が、そのコーチと出会えば良いのです。