手術を受ける際、事前に概算費用を聞かされます。
しかしその通りには行きません。
私の膝の内視鏡手術は入院が二日伸びて費用が嵩みました。
不明朗会計が嫌いな方にお尋ねしたいです。
あなたは、手術見積書の提出をお願いしますか?
そして見積り書に書かれた内容以外の応変処置を拒みますか?
でも、軽い怪我の場合、先に費用を聞くことはしませんよね。
事前には治療内容は確定しませんから。
保険で数百円〜数千円である安心感があるからでしょうね。
チューンナップは手術です。
内容によっては、事前に施術内容が確定しません。
応変処置を要する場合があります。
しかし請け負った立場からは、やり方は三通りです。
①この加工を追加した方が良いんだけどなって際にも、事前にお伝えした費用厳守でそのまま仕上げる。
②この加工を追加した方が良いんだけどなって際で、確かな効果を確信できる場合には、追加加工と追加費用を提案する。
③この加工を追加した方が良いんだけどなって際でも、やってみないと事前に効果を確定しにくい場合で、職人の感による英断でやってみて、実際に効果があった場合で、しかもその作業が思いの外大変だった場合に限り、事後報告にて追加加工と追加費用をお願いする。
子供の使いは①ですよね。
「こっちの方が少し高いけど、良さそうだからこっちにしたっ。」て、買って帰ったら、怒られるかも知れませんから。
親に尋ねるための携帯も持ってませんから。
職人としても、トラブルが無いのは①と②です。
私共も99%①と②で運用しております。
99%のうちの大半が②ですが。
しかし③を包括したなら、最大効果を常に上げることが実現します。
不可能が可能になる場合も実現します。
本日、ここに宣言します。
チューンナップ料金表には追って書き込みます。
チューンナップ料金表は手術の概算だとご理解ください。
極めて稀なケースではありますが、事前の承認を頂くことのない数千円の追加費用が発生するかも知れないとご認識ください。
追伸
これってケースは全く違いますが、張替えについては、事前承認無しは、実施済みです。
昔あったエピソートが発端です。
張替え中にグロメットのいたみを見つけました。
それは事前には見つけられないものでした。
しかしそのまま張ればすぐに切れてしまう可能性が高いです。
しかし電話連絡を取れないケースでした。
英断で部分修理を実施しました。
引き取りに来られた際に、説明てして100円をお願いしたら、事前に断りが無かったと、ひどく怒って帰られました。
無料サービスする営業手法もあったでしょうが、一寸の加工にも五分の職人魂で、100円をお願いしたのでしたが。
しかし翌日、「見つけて修理してくれたことにお礼を言わなければならないくらいのものよ」と家内にたしなめられましてと、照れ臭そうに謝罪に来て頂けました。
この一件があってから、事前に見つける努力は怠りませんが、やむをえず事前承認を頂くことなく部分修理を実施する場合があるという、主旨を掲げることにしました。