CX200TTS-Ⅲ試打用の再調整を実験しました。
重量,スウィングウェイトをそのままに、静的バランスを2mm上げてみました。
持ち感にやや重みを感じるようになりました。
しかし打ってみると、私的には最高です。
実験前も伸び感は十分ありました。
なにせTTS-Ⅲですから。
しかし振り出し感に多少の違和感がありました。
思いのほかの、早い振り過ぎが混じりました。
それを避けるための、待ち過ぎが混じりました。
それが無くなりました。
2mmでこうも違うか⁈
ここで重要なことを書いておきます。
「静的バランスは数値ではなく位置」です。
グリップ内蔵ウェイトの位置を変えたから2mm動いたわけです。
数値優先のチューンナップは失敗に終わります。
今回のチューンナップは位置を変えてみたら、2mm動いたわけです。
この数値を優先して、位置を無視したら、良い結果は得られません。
また、この件は普段使いのラケットから急に持ち替えたからである可能性があります。
ただ、チューンナップにきまとう選択肢があります。
「重いのに重く感じない」を優先するか?
「胸のすくような球伸び」を優先するか?
それが2mmの攻防にある場合があります。