生徒『クローズスタンスとオープンスタンス、どちらが良いですか?』
生徒『小刻みフットワークと大股フットワーク、どっちが良いですか?』
コーチ『どっちも大事です!』
『どっちも大事です!』って
見識高く、包容力豊かな、響きがありますよねえ。
でも私にとってその言葉は、ほとんどの場合、浅学と偽善の象徴です。
「ほとんど」に該当しないコーチの三条件
1 新式の優位性を明確に公言する。
2 旧式であるべき局所を明確に指し示す。
3 旧式の選手に対して未開発の新式を徹底指導する。
そうじゃないコーチの三大疑惑
1 新式に対する不勉強を隠したいだけ?
2 出遅れた旧式論者だったことを照れ隠ししたいだけ?
3 誰かが言った『どっちも大事』を旧式でもOKと拡大解釈しただけ?
同一シーンで、新旧共存はあり得ません。
一部シーンを除いて、クローズも小刻みも活躍の場はありません。
(一部シーンは格下選手との対戦やのどかな市民戦では増えますが)
脳内イメージ〔旧旧旧旧旧旧新〕の『どっちも大事』に御用心を!