HEADの新製品『ブーム』の小学低学年仕様をお伝えします。
ブームはMP以上でなければなりません。
理由はスウィングウェイトです。
この機種のスウィングウェイトはMPでも低調です。
しかし、最低ラインはなんとかクリアしています。
ここでひとつハードルがあります。
限定カラーのオルタネートにはG1がありますが、通常版MPはG2とG3だけです。
これはG1へのパレット,エンドキャップ換装でクリアできます。
しかしそれだけでは不十分です。
小学2,3年生の手にはG1でも巨大です。
なので極薄シンセティックレザーも動員するべきです。
こしかしそれだけでもまだ不十分です。
府県ジュニア出場を視野に入れている場合は特に!!
スウィングウェイトで武装しなければ、小5の強い球を安全に受けることはできません。
柔道の『受け身』的見地から、軽いラケットでは危険です。
しかしそれだけでは不十分、いいえ逆行します。
MPはそれ以下のモデルよりはましですが、吊しでも先重なのに、極薄化で更に先重になってしまいます。
先重(グリップライト)ラケットは、運動連鎖構築を阻害します。
ラケットが常に「手で打て!」と語りかけてきます。
ここでTennisTopiaSpecの出番です。
上述の全ての項目をクリアした上でTTS-0なら軽量のままイーブンバランス化できます。
しかし先日、本校一般ジュニア生2名が27inchデビューに選んだのはTTS-Ⅲでした。
アドバイス付き試打を受けてもらいました。
吊るしとTTS-Ⅲがある三機種を打たせると、本人の選択はTTS-Ⅲとなりました。
私もコートサイドの保護者も、TTS-Ⅲに軍配が上がりました。