スティーブ・ジョブズは先週水曜日に見てきました。
初めて買ったのがPerforma、次がPowerMac9600。
その後VAIO, mouse, hpと渡り歩きました。
スタンフォード大学でのジョブズのスピーチに感銘を受けて、iMac, iPhone, iPadとAppleファンに戻った私としては、初日にレッスンを休んででも見たい映画でした。
プレゼンやスピーチから抱いていた物静かなイメージは心地良く覆されました。
偏屈で短気な描写が真実に近いなら、私には歓迎すべき姿だったからです。
偏屈が皆、世の中を動かすわけではありません。
自分の偏屈の言い訳をしたいためではありません。
しかし偏屈でなければ世の中を動かすことはできないと思うからです。
映画にはガッカリした部分もありました。
尻切れとんぼ的なエンディング。
Appleを追い出されたことについて、落胆と激しい怒りだけが描かれたこと。
伝説のスピーチにある、人生最悪を人生最良に思い直した部分の欠落。
市村佐登美 翻訳より引用
“アップルをクビになっていなかったらこうした事は何ひとつ起こらなかった、私にはそう断言できます。そりゃひどい味の薬でしたよ。でも患者にはそれが必要なんだろうね。人生には時としてレンガで頭をぶん殴られるようなひどいことも起こるものなのです。だけど、信念を放り投げちゃいけない。私が挫けずにやってこれたのはただ一つ、自分のやっている仕事が好きだという、その気持ちがあったからです。”