ショップ開業から二ヶ月遅れでスクールをひっそりと開校しました。
開業前、退社と開業の報告を富岡先生に報告に行った私は、突然、日曜日にテニス部の練習と平行して催しておられた成人サークルでコーチングをしてみろと言われました。
私は最初の一言が出ずに立ちすくみました。
その後、私は思いがけない言葉を授かりました・・・
『教室にわしの名前を使え!』
学校に対する支障を心配した私に・・・
『かまわん!もし何かあってもワシが責任持つ!』
当時はテニススショップは府県に数件、スクールも黎明期。
こんな様子ではやっていけないと心配して頂いたのでしょうか。
あるいはテニスに掛けようとしている教え子への純粋な応援だったのでしようか。
その時、私はもう一つ言葉を授かりました。
『やるんやったら日本一になれ!』
『売り上げでもガット張りでもジュニア育成でもどんな分野でもええ!』
その二つのシーンは、まぶたと耳に今でも鮮明に甦ります。
間違いなくそれは、私の日本一への道の出発点でした。