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【スクール】岡野雅行氏の生き方

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私の好きな人物に、岡野雅行氏がいます。
世界一の技術を誇る下町の金型プレス職人です。
漏れない携帯用リチウムイオン電池ケースや痛くない注射針で有名です。

といっても、又聞きレベルです。
でも、いいじゃないですか?
音楽も、自分勝手な解釈で、人生の道しるべにするんですから。

ということで、岡野氏の言葉の中で最も好きな言葉。
『間違えるなよ!!本当に難しい 仕事は、町工場でしかできない。 だから俺は、会社を絶対に大きくしないんだ』
引用元

私も事業拡大には無関心にやって来ました。
やりたいことだけ、とことん追求するために。
って言うか、そのために一年で脱サラしたんですから。

私のテニス指導は、町工場の職人仕事。
ご存知お家芸の、片手バック。
トピア打ちって言葉や手マネで冷やかされる、フラットサーブ。
女子小学生には無理だと陰口を叩かれる、スピンサーブ。
決して当てるだけにさせない、各種ボレー。

どれも、コーチが職人でなければなりません。
そうでないと、教えられない、磨けない、維持できないテニスです。
しかし、かといって特殊な技でもありません。

例えばトピア打ちフラットサーブ。
「サーブは振り下ろすものではなく、振り上げるものである。」
「サーブは腕や肩を力ませるものではなく、脱力させて打つべきである。」
あれは、そのサーブの本質を最上級に追求しただけです。

片手バックだって普通に練習していたら両手に負けます。
最上級を追求したら両手は敵じゃありません。
しかし最上級は常に100点を取り続けなければなりません。
日本人が、80点や90点のサーブやショットで、世界で戦えますか?
隣のスクールの奴がやれるサーブやショットで、世界で戦えますか?
「それなら俺が100点を取り続けさせてやろうじゃないか!」
そういうことです。

二番目に好きな言葉。
『学校ってところがよくない。失敗しないために、あれもこれも覚えろ、これも暗記しろ、はみ出るってことを教えてくれない。違うんだ。社会に出たら、わざとはみ出して人のやらないことをやらなきゃ、成功なんてできっこない。』

日本の標準的先生って「従順な従業員量産請け負い人」だとつくづく思います。
スポーツや音楽で身を立てるとか、ベンチャー企業を起こすとかいう奴に「やめとけ」と教えます。

しかし、学校の先生だけの責任ではありません。
ここに引用する岡野氏の三つ目の言葉が、その責任を薄めてくれます。
『農耕民族は、人と同じでいいし、人がやったことを真似していれば間違いはない。一方、狩猟民族は人の後から行っても獲物は残っていないから、自分で狩場を開拓していくしかない。』

時としてテニスコーチもまた、その片棒を担ぎます。
学校や大学の名声UPに駆り出されます。
そりゃぁ、私立って企業ですから、スボンサーの一つ。
スポンサーの名声UPは、支援を受ける選手の義務です。
しかしそのために私は、テニスを陳腐にゆがめることには加担したくありません。

「岡野工業のように世界的成功を収めていないのに、偉そうな!」
と思われる方は、どうぞ笑ってお見過ごしください。
「そうや!」と思われる親御さんは、ぜひお子様を預けてください。

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この記事を書いた人

代表のアバター 代表 テニストピア

ジュニア指導者とチューンナップ職人の二足のワラジを履く者です。

このブログは相乗効果でそれぞれの道を極めてきた道標です。

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