昨日、大阪府テニス協会の指導者講習会に本校ジュニアを派遣しました。
テーマは
『PLAY&STAYによる普及・育成システムの紹介とREDボールを使用した大会の企画運営メソッドの紹介』
過去の、初心者への導入に終始した講習会とは一線を画するものです。
そのために「小さい子がREDだとこんな高度なテニスができるんですよ」をアピールしたかったところです。
しかし大誤算が三つ!!
①全般的に、ミス量産
靱テニスセンターのデコターフⅡへの不慣れが顕著に出てしまいました。
ベースライン付近の球やふわっと浮いた球にミスを量産してしまいました。
普段なら厳しい球を切り返すシーンに満ち溢れているのですが。
②シングルデモでの、サーブ&ボレー量産
勝つためにはそれは正解でしたが、サーブ&ボレーに偏向してしまいました。
ストロークが不調なら、相手もストロークに難があれば、ネットに出るのは理にかなっています。
しかしデモならもっとラリー戦を見せて欲しかったところです。
③ダブルスデモでの、ストレートアタック量産
ストローク戦を避けてすぐにストレートアタックに出てしまいました。
ダブルスは二人で一人を攻めることが基本です。
デードゾーンを狙える位置にいる前衛に活躍させるために、後衛はクロスに攻める王道を極めるよう指導しています。
しかし勝ちたかったわけです。
ネットが近いREDでは、前衛はボレーの反応が遅れがちです。
また不調なストローク戦を避けたかった狙いもあったのでしょう。
それならストレートアタックは有効ですから。
私が取り仕切っていたならば、すぐに耳打ちして修正もできました。
しかしこちらは単に選手を派遣しているだけですのでそうはいきません。
そういうわけで、REDが育成に効果的であるというアピールは、講師の方々のご尽力と成果は高く評価させて頂くところではありますが、うちのジュニア達の担った部分に限定しては、不調に終わりました。
主体的に臨機応変に勝つための工夫をする。
それは良いことです。
なのでそのことは子供達には褒めておきます。
会場にいらっしゃった方の目にこの記事がとまることがあったなら‥
それもREDで試合をする意義のひとつだと悟って頂ければ幸いです。
またの機会があるなら、リベンジしたいところです。