1スペック違えば、絶対別物!
3スペック揃っても、別物あり!
これについては、私は何度もここに書いています。
その犯人は、動的バランス(スウィングウェイト)のバラツキ‼︎
静的バランスは、動的バランスに振り回されて、右往左往して加重されています。
グリップに30gも40gも内蔵してあるわけですから、こじつけが量産されます。
ならば、調整したら打球感は同じになる?
スウィングウェイトを全く同じに調整するのに、何百も何千も組み合わせがあります。
こじつけられたグリップ内蔵ウェイトを、そのままor移設?
はてさて、どこにどう加重しましょうか?
こじつけにこじつけを重ねるチューンナップはいくらでも可能です。
シリコンでパッパッと仕上げたら大きな利益が確保できます。
そんなチューンナップなら、打球感の違う数値一致は大いにあり得ます。
それを前提とするからこそ‥
私は手抜きをしません。
私は究極の技を磨いてきました。
振り,当たり,飛びを「全く同じ」に限りなく近く、揃える自信があります。
しかし最初から、完璧な打球感を持ち出されたら、身構えます。
チューンナップを完璧に仕上げても、付帯の件でボロクソになじられたことがあります。
本記事の件でも、ボロクソではありませんが、なんやかや言われたことがあります。
「決して同じ打球感になるとは限りませんよ」と何度も念を押したのに。
そんなことがあると「チューンナップなんか辞めやっ!」の気持ちになります。
そこで辞めていたら
そうでない方のチューンナップの機会を奪っていました。
辞めてしまいたくないから
身構えて、安全率を高めた記述や説明に心掛けています。
誤解無きよう明言しておきます。
チューンナップしたラケットに違和感がある場合、原因究明に全力を尽くします。
ただ、最低限の敬意と追加のお金を払おうとしない態度は、ご容赦をお願い申し上げます。
なお、チューンナップで手に負えない、他のスペックがありますす。
スウィングウェイトの誤解-2でも触れたFRPの不均質です。
それは、フレームを丸ノコで切断したら一目瞭然です。
外観は同じで美しくても、FRP内部はいろんな顔をしています。
グリップ部なので大勢に影響しません。
でも、グリップだってしなるのです。
これは国産で均質な方の例です。
それでもグロメット部が左右に歪んでますよね。
このラケットのFRP内壁厚は、左右同じ部位でも0.2mmの差がありました。
同一個体でこれですから、別個体となれば尚更、はありです。
更に外観にも差があります。
FRP成型時に、金型から出したら、バリ取りと美化のためににサンダーにかけます。
一瞬長くor強くかけるだけで厚みが変わります。
厚みの差は、曲げ剛性における断面係数を変えます。
まだまだあります。
シリコン調整、偏心、グリップスカスカ、全長違い‥‥
これらは私は解決しますが。
これを読んだら
ラケットを買うのをやめますか?
チューンナップするのをやめますか?
こうだからこそ、高精細なチューンナップで武装するべきです。