大学受験は、安全圏に落として自信のあった1期校は落ち、安全圏に落とし過ぎた2期校は合格したものの行く気を無くしました。
不合格の自信のあった1.5期校は、観光がてら合格発表を見届けに行った両親から吉報がもたらされました。
その京都府立大学は、受験前日、四人の級友で泊まった旅館で夜中二時までトランプに興じたくらいの、実質倍率16倍の高嶺の花でした。
しかし試験会場に向かうバスの中で何気なく眺めていた難問集の図形問題がそのまま試験に出たのです。
あの20点は効きました。
人生は、時に女神の一瞬の微笑みで大きく変わるものだと知りました。
迷わず入ったテニス部は、今度は楽園でした。
週休2日制で、初心者の女子が半分。
自分のテニスの上達は望めませんでしたが、初心者を指導する力を磨けました。
また、その中に将来の働き者の女性スタッフも見つけました。
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