ウルトラ100CV TennisTopia SPEC-Ⅲの再調整のお客様レビューが届きました。
ご本人の承諾のうえ、引用させて頂きます。
【以下引用】
調整後のウルトラ100CV打ちました。
あれだけ気になっていたスロート部分の重さはなんだったの?
というくらい感覚的には気にならなくなり、振り抜きも爽快になりました。
コントロール性も調整前とは格段に良くなりました。
あまりの良さにウルトラ100との打ち比べをするのも忘れてました。
というよりせっかくの今の感触を崩したくないと思ったからですが。(笑)
これで100CVをメインで使用できます。
調整ありがとうございました。
【以上引用】
この方は、旧ウルトラ100,旧ウルトラ97のTennisTopia SPEC-Ⅲをお持ちです。
ところが、全く同スペックに仕上げたウルトラ100CVの振り感,打球感の違いにお悩みでした。
その内容はこうでした。
【以下引用】
先代のウルトラ100との比較になるのですが、球出しやラリーの時にレディポジションからテークバックでヘッドを上げる時にスロート部分に重み?を感じます。
振り抜きも先代のウルトラ100の方が良いように感じます。
加工後のスペック表見ても先代100の2本、97、100CVと全て同じなので自分の感覚が馴染んでないのか・・・。
ちなみに先代100と97の打ち比べでは違和感は全く感じません。
【以上引用】
その後、その原因の考察と対策の試案に、メールのやり取りを重ねました。
しかしそれが、らち問題(埒が明かない)化しました。
そこで、私にお任せ頂くことになりました。
メールの単語から、数値と位置と術式を創造するのは大変です。
しかし、そこは経験がものを言います。
TennisTopia SPECを世に出す何十年も前から、教え子のラケットと格闘してきました。
ああでもないこうでもないの限りない積み重ねがあります。
それが今回の解決を見い出しました。
スペックはわずがてすが、他とは変えてあります。
ここをよくご訪問の方ならお気付きですよね!
そうです!『バランスは数値ではなく位置』の法則です。
ここでお断りしておきます。
私の基本姿勢は、0.1g単位の差, 0mm差, 0kg:㎠差を目指します。
その上で、もし振り感や打球感に差があった場合に、このような調整を承ります。
事前に、数値が違っても良いから同じ振り感,打球感に、とのリクエストは承りません。
そんなことは不可能ですから。
調整は無料ではありませんし、結果をお約束するものでもありません。
しかし、とことん良い結果を追求致します。
以前、こんなお客様がいらっしゃいました。
二本目のTennisTopia SPECが少し違うとのことでした。
調べましたが、元スペックも、加工後スペックも、加重量も、加重位置もほぼぴったりでした。
たまたまですが、見事に差がありませんでした。
こうなると、現物をお預かりして精査し、対策の試行錯誤に入らざるを得ません。
「考えられる点は見当たらず、再調整をお試し頂くししかない」旨をお伝えしました。
すると声を荒げて‥
『無責任な!』と。
ラケットは、三スペックを合わせたら同じになると吹聴している人がいたら‥
その人こそ、無責任な人です。
同じにならならないからこそ私は、もし違った時には調整を承ることとしています。
そのことこそ、責任ある姿勢だと考えています。